Salon Talk
手の力と夢──新しいライフスタイルと工芸
樋田豊次郎 × 近藤高弘 × 新見隆
樋田豊次郎 Hida Toyojiro
1950年、東京に生まれる。1979年より東京国立近代美術館工芸館に勤務。2007年に秋田公立美術大学理事長及び学長に就く。2016年から東京都庭園美術館館長(現在に至る)。近現代日本の文化的構造を解き明かす方法として、「工芸」を調査研究してきた。企画した主な展覧会は、「ヨーロッパ工芸新世紀」(1997年)、「工芸の領分」(1994年)等。著書は『明治の輸出工芸図案-起立工商会社工芸下図集』(1987年)、『工芸の領分-工芸には生活感情が封印されている』(2006年)ほか多数。
近藤高弘 Takahiro Kondo
現代美術家・陶芸家。京都に代々続く陶芸家の家に生まれました。祖父は染付で有名な人間国宝・近藤悠三、父も陶芸家・近藤濶という環境の中で育った彼でしたが、高校・大学と卓球に打ち込み、全日本学生チャンピオンにまでなります。陶芸の道に進む決意をしたのは26歳の時、京都府立陶工職業訓練校で学び、1994年には京都市芸術新人賞を受賞、2002年には文化庁派遣芸術家在外研修員として、エジンバラ・カレッジ・オブ・アート(イギリス)を修了しました。その後も、陶芸の概念にとらわれない立体作品を数多く制作し、国内外の美術館で多くの展覧会を開催しています。
新見 隆 Ryu Niimi
1958年、広島県尾道市生まれ。慶應義塾大学フランス文学科卒業。武蔵野美術大学教授。アートビオトープ那須文化顧問。イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問。元大分県立美術館館長。キュレーター、美術評論家、美術家。『キュレーターの極上芸術案内』、『イサム・ノグチー庭の芸術への旅』(武蔵野美術大学出版局』など。2011年「ウィーン工房1903-1932」展(パナソニック汐留美術館)の監修によって西洋美術振興財団学術賞を受賞。人形、コラージュや箱、食のスケッチの展覧会を開いている。
Schule im Berg 2020
山のシューレ
開催日:2020年12月3日(木)~12月5日(土)
会 場:アートビオトープ(栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3)
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