Pottery Workshop
作為と無作為のあいだ──大蔵寂土陶芸ワークショップ
アートビオトープ ライブラリーラウンジの陶壁に用いられている「大蔵寂土」は、晩年のイサム・ノグチが愛用したことでも知られる、宮城県南部の大蔵山で産出される「伊達冠石」が風化することによって生まれた土です。このワークショップでは、大蔵寂土を初めて陶芸作品に用いた陶芸家・近藤高弘氏と共に、大蔵寂土の持つ独特の世界を体験します。
内容
近藤高弘氏によるデモンストレーション、大蔵寂土を使用した手びねり作品の制作(1点)と大蔵寂土を使用した素焼き作品への墨流し釉の施釉体験(1点)
- 作品は焼成後にお渡しもしくは配送いたします(送料別途)。
- 大蔵寂土を使用した手びねり作品は宮城県七ヶ宿町の無限窯の登り窯で焼成しますので、来春以降のお渡しになります。
近藤高弘 Takahiro Kondo
現代美術家・陶芸家。京都に代々続く陶芸家の家に生まれました。祖父は染付で有名な人間国宝・近藤悠三、父も陶芸家・近藤濶という環境の中で育った彼でしたが、高校・大学と卓球に打ち込み、全日本学生チャンピオンにまでなります。陶芸の道に進む決意をしたのは26歳の時、京都府立陶工職業訓練校で学び、1994年には京都市芸術新人賞を受賞、2002年には文化庁派遣芸術家在外研修員として、エジンバラ・カレッジ・オブ・アート(イギリス)を修了しました。その後も、陶芸の概念にとらわれない立体作品を数多く制作し、国内外の美術館で多くの展覧会を開催しています。
1958 京都市東山、清水に生まれる
1985 京都府陶工職業訓練校卒業
1990 「染付の仕事」サンパウロ美術館(ブラジル)
1994 京都市芸術新人賞受賞
1995 「KONDO TAKAHIRO New Blue&White」スコットランド王立博物館(イギリス)
2000 「古代中国青花と現代日本近藤染付展」北京故宮博物院・紫禁城(中国)
2002 文化庁派遣芸術家在外研修員
2003 エディンバラ芸術大学修士課程修了(Inglis Allen Masters賞 受賞)
2005 「Contemporary Clay - 新世紀の日本の陶芸」ボストン美術館(アメリカ)
2010 「未来を担う芸術家 DOMANI・明日展2010」国立新美術館(東京)
2013 「New Blue&White」ボストン美術館(アメリカ)
2015 「Contemporary Japanese Ceramics in Global Context」メトロポリタン美術館(アメリカ)
Schule im Berg 2020
山のシューレ
開催日:2020年12月3日(木)~12月5日(土)
会 場:アートビオトープ(栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3)
- 新型コロナウイルス対策のため、ご案内は人数を限定してご案内いたします。
- 全ての参加プランにはスイートヴィラ・水庭見学が含まれます。
- 料金には別途消費税がかかります。