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2018/10/20 sat

伊藤俊治

水庭 ── 自然の叡智を反射する(仮題)

山のシューレの「共に生きる、学ぶ」というテーマを実践していくなかで、自然と人間が共に与えあう場として「庭」という言葉が導きだされ、新たな価値創造を目指す「庭プロジェクト」が始まりました。その成果として生まれたものが「水庭」です。10年間続けてきた山のシューレから水庭に至るまでの経緯と、水庭の持つ意義についてお話し頂きます。

伊藤 俊治

多摩美術大学美術学部教授を経て現在東京芸術大学美術学部教授。美術史・写真史・美術評論・メディア論などを中軸としつつ、建築・デザインから音楽・映画まで、19世紀文化、20世紀文化全般にわたり評論活動を展開すると同時に、ミュージアムや様々なアート・文化企画ディレクターをつとめる。

 

Report

10月20日、「山のシューレ2018」がギャラリー册でスタートしました。 山のシューレは2007年から10年間、那須高原山麓・横沢地区のテンポラリーなオープンカレッジとして開催してきましたが、今年は1ヶ月に1講座とし、参加者全員が思考を有機的に紡いでいくようなスタイルを目指しています。

第一回目の講座では、山のシューレの総合監修を長年に渡って務めて頂いている伊藤俊治先生をお招きし、水庭の誕生に至る経緯から、オーストリアのヴィクトル・シャウベルガーやテオドール・シュヴェンクの水を巡る考察などを参考に、水が潜在的に持っている力とそれを巡って生まれる思想についてお話頂きました。第3回目の講座にご登壇いただく港千尋氏もお越しくださり、講座終了後のインタラクティブセッションでは皆で感想などをシェアし合いながら、懇親会まで水庭から発展した様々なテーマについて交感が深まりました。

 第二回|小沼純一 
 第三回|港 千尋 
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