山のシューレ

2017年 6月2日(金)

オープニング・シンポジウム

11:30 ~ 12:15
対談
伊藤俊治(美術史) × 熊倉敬聡(芸術学)

12:15 ~ 13:45
ランチ交流会

13:45 ~ 15:30
シンポジウム
伊藤俊治(美術史) × 椹木野衣(美術評論) × 熊倉敬聡(芸術学) × 能勢伊勢雄|Live House PEPPERLAND主宰

会場|観季館 大ホール
受付|観季館総合受付
料金|¥12,000(税込)(オープニングシンポジウム)
  |¥15,000(税込)(オープニングシンポジウム + 開き舞台)
  (※オープニングシンポジウムにはランチ交流会が含まれています)

開き舞台

17:30 ~ 19:00
「イナンナの冥界下り」

女神イナンナ|奥津健太郎(能楽師狂言方)、女神イナンナの声|辻康介(バリトン)、語り・冥界の女王エレシュキガル|安田登(能楽師ワキ方)、大臣ニンシュブル|Junko☆(実験道場ダンサー)、冥界の門番ネティ|蛇澤多計彦(実験道場ダンサー)、大臣ニンシュブルおよび冥界の門番ネティの声ほか|玉川奈々福(浪曲師)、クルガラ|奥津健一郎(子方)、ガラトゥル|笹目美煕(子方)、冥界の裁判官|我妻良樹(実験道場ダンサー)、冥界の裁判官|城ノ脇隆太(実験道場ダンサー)、冥界の裁判官:蛇澤圭佑(実験道場ダンサー)、冥界の裁判官|平田雅大(実験道場ダンサー)
コロス|伊藤順子、大金智、大島淑夫、金沢霞、名和紀子、松山記子、山下耕(五十音順)
音楽|槻宅聡(能楽師笛方)、ヲノサトル(音楽家・DJ)、森山雅之(パーカッション)
監修・翻訳|高井啓介(大学教員・シュメール語講師)

今年の開き舞台は一昨年、山のシューレで初演をした『イナンナの冥界下り』のバージョンアップ版を上演します。『イナンナの冥界下り』は、紀元前3500年ごろに起こった世界最古の都市文明、古代メソポタミアのシメール文明において語られ、楔形文字で記録された、現存する最古の神話のひとつです。それを能楽を中心に、シュメール語と日本語で上演いたします。物語は、天と地を統べる女神イナンナが、唯一自分の手の及んでいない冥界に、7つの「メ(神力)」を身につけて向かうところから始まります。イナンナの突然の来訪に怒った冥界の女王エレシュキガルは、イナンナの「メ(神力)」をすべて剥ぎ取って裸にし、冥界の釘にぶら下げてしまう。その結果、地上は暗黒の冬世界となるのですが、大神エンキが差し向けたクルガラ、ガラトゥルの力によってイナンナは甦り、地上にも春が戻るというお話です。今回の上演では、神官が舞台上でイナンナに変容したり、古代シュメールの象徴である円筒印章を舞台上に据えたりと儀礼性を前面に押し出して、神事としての性格を鮮明にするとともに、前場と後場をつなぐ冥界の祭礼(能でいう「間狂言」)にヒップホップダンスを入れてポップ性もより増します。出演者は前回同様、能楽師、狂言師、浪曲師、オペラ歌手が中心となりますが、去年の『海神別荘』で好評を博したヒップホップ・ダンサーの「実験道場」の面々も冥界の祭礼を執り行う冥界ダンサーとして出演します。

会場|七石舞台かがみ(予定)
受付|観季館総合受付
料金|¥5,000(税込)※地域割引4,000円



2017年 6月3日(土)

「21世紀の第3の場所の行方」

13:30 ~ 15:00
鼎談
林 信行(ジャーナリスト) × ドミニク・チェン(情報学) × 安田登(能楽師)

会場|観季館小ホール
受付|観季館総合受付
料金|¥4,000(税込)

「もう一つの文明に向けての場づくり:三田の家からImpact Hub Kyotoへ」

16:00 ~ 16:45
講演(1)
熊倉敬聡(芸術学)

しばらく前から、人類は、文明の大きな岐路にさしかかっています。志ある人たちは資本主義的文明を超える“もう一つの”文明を創りだすために、様々な試み・実践を行なっています。私もまた、非常にささやかな形ではありますが、志を同じくする人たちと、新しいコミュニティの在り方、生活の形を模索してきました。その実例をいくつかご紹介するとともに、今後どのような文明の形が望ましいのか、皆さんとともに探究して行きたいと思います。

会場|観季館小ホール
受付|観季館総合受付
料金|2講座¥4,000(税込)※講演(1)+講演(2)
料金|3講座¥5,000(税込)※講演(1)+講演(2)+対談

「T.A.Z.(一時的自律領域)を生きて」

16:45 ~ 17:30
講演(2)
能勢伊勢雄(写真家・美術展企画)

全国各地で頻発しているフラッシュ・モブはコンピュータ・ネットワークが生みだしたT.A.Z.の一例です。その端緒はサイバーメデイアの成立と深く係わり、この黎明期に夢見られたビジョンの背景には大学闘争とヒッピー・ムーブメントがありました。2009年の「山のシューレ」で大学闘争の本質を描いた映画『共同性の地平を求めて68’−75’』(拙作品・山形国際ドキュメンタリー映画祭95’選出)を上映後、「新たなる共同性」の予感を話しました。思い返せば「山のシューレ」も一時的自律領域(T.A.Z.)で形成されるのと同様の人との出会い、交感の場の要素はインストールされていました。そのような文化のセンターとしての機能がますます現代では必要となります。カール・ユングやルドルフ・シュタィナーをはじめとした識者が、スイスのモンテ・ヴェリタに集まり「21世紀の知」を用意し、この地で開催されたエラノス会議も一時的自律領域でした。今回の座学では、映画を制作し、音楽の現場で生きてきた私の実体験から「新たなる可能性」(=共同性)をもたらすT.A.Z.の具体的な姿をお伝えできればと思います。

会場|観季館小ホール
受付|観季館総合受付

「T.A.Z.(一時的自律領域)が生み出す新たな可能性を語る」

17:45 ~ 18:45
対談
能勢伊勢雄(写真家・美術展企画) × 熊倉敬聡(芸術学)

会場|観季館小ホール
受付|観季館総合受付
料金|¥2,000(税込)


2017年 6月4日(日)

ボタニカルガーデンプロジェクト ― 二期倶楽部25マイルフードテロワール 日仏の比較から

10:30 ~ 14:30
トーク+ランチ

会場|NIKI CLUB &SPA ガーデンレストラン
受付|NIKI CLUB &SPA ガーデンレストラン
料金|¥8,000(税込)

10:30 ~ 11:15
トーク 吉村葉子(エッセイスト)

11:30 ~ 14:30
ランチ 浅川光晴

「宇宙・生命・人の命とそれを支える食・自然の恵み ― 臨床医の実践から」

15:30 ~ 16:30
講演
高橋弘(医師)

私たちの体は水素、炭素、窒素、酸素、ナトリウム、カルシウム、鉄、亜鉛などの元素で構成されています。鉄より軽い元素は星の核融合で生まれ、鉄より重い元素は超新星爆発の瞬間に生まれます。星の爆発でこれらの元素が宇宙空間にばらまかれ、星屑とガスとなり、新しい星の材料になります。太陽や地球もこのような星屑とガスから誕生し、そこから私たちも生まれました。私たちの体には宇宙の星屑のかけらが入っているのです。
地球の誕生は約46億年前。最初の生命は約38億年前に誕生しました。嫌気性細菌でした。 約32億年前に光合成細菌(シアノバクテリア)が誕生し、大気中の酸素量が急上昇。多くの生物が酸素の毒性により死滅したと考えられます。一方、酸素の毒性に適応した細菌から、好気性細菌も誕生しました。やがて、これまでの原核生物は長い年月をかけて多様な進化を続け、15億年前、核をもった生物、真核生物が現れ、より高等な多細胞生物へと進化していきました。その進化は、好気性菌を取り込んだ嫌気性菌がミトコンドリアを持った真核生物になり、さらに、光合成細菌が取り込まれて葉緑体になり、植物が生まれたとされています。実は、人間を含む多くの生物の祖先は、酸素を毒とする嫌気性細菌だったと考えられているのです。
地球上の多くの生物は酸素を必要としますが、その生存は酸素の毒性との戦いです。私たち人間も酸素を吸ってエネルギー代謝を行っています。しかし、取り込まれた酸素の約1%が活性酸素に変化します。そして、活性酸素の処理が追いつかなくなると、がん・動脈硬化・脳血管障害・心疾患などあらゆる病気の原因となり、老化が進みます。これらを予防するためには抗酸化物質を摂取する必要があります。抗酸化物質は野菜や果物に多く含まれます。その代表がファイトケミカルです。
ファイトケミカルは植物が作る機能性成分です。よくビタミンカラーと言われていますが、野菜と果物のカラフルな色はビタミンの色ではなく、ファイトケミカルの色です。赤、黄、緑、紫、白、黒。それぞれの色には体にやさしい天然の力が秘められています。それは、健康を維持し、病気を予防する力です。活性酸素を無毒化する抗酸化作用、老廃物や有害物質を解毒するデトックス作用、免疫力を強くする作用、アレルギーを抑える作用、発がんを抑制する作用、血液をサラサラにする作用、動脈硬化を防ぐ作用、ダイエット効果、アンチエイジング効果などです。ファイトケミカルは私たちが健康で、楽しく、元気に長生きするために必要な健康長寿・無病息災に欠かせない機能性成分なのです。
また、ファイトケミカルは「人間が作ることの出来ない、植物だけに含まれる自然の恵み」であるため、私たちは植物(野菜や果物)を育て、食することでしかファイトケミカルを体に取り入れることができません。ファイトケミカルは植物にとっては紫外線や害虫から自分の身を守る成分です。露地栽培で旬の野菜はファイトケミカルが豊富です。皮や葉や種などに多く含まれるので、一物全体を丸ごと食べることも大切です。その為には安心安全な水と土地(テロワール)、自然環境、良き作り手が必要です。ファイトケミカルに注目すると、地産地消、25マイルフードが良い理由もそこにあります。全ては宇宙の恵みである天・地・人(自然環境、テロワール、作り手)を大切にしてこそ私たちの命と健康は守られます。

16:45 ~ 17:45
対談
竹村真一(地球環境) × 高橋弘(医師)

会場|観季館大ホール
受付|観季館総合受付
料金|¥4,000(税込)(講演 + 対談)


2017年 6月2日(金)・6月3日(土)・6月4日(日)

期間限定オープン

「バー・ラジオ 尾崎浩司の時」


神宮前にあった伝説のバー、初代「バー・ラジオ」。彫刻家・若林奮の手による重厚な内装とカウンターは、二期倶楽部・観季館に移築されています。その伝説的な空間が、山のシューレ期間中、尾崎浩司さんによる「バー・ラジオ 尾崎浩司の時」としてオープンします。キッチンガーデンのハーブや那須の素材を用いた特別なカクテルをお楽しみください。

時間|18:00 ~ 23:30
会場│観季館 バー
 


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